志インタビュー|株式会社オートクチュール代表 永坂 萌子氏の挑戦

株式会社オートクチュールスイーツを率いる永坂萌子氏は、かつて家庭科の教員として10年間のキャリアを積んでいました。しかし、彼女の心の奥には常に「お菓子作り」への情熱がありました。教壇を降り、友人たちにお菓子作りを教え始めたことが、彼女の人生を大きく変える転機となります。最初は趣味として始めたお菓子教室が評判を呼び、次第に規模を拡大。ついには、30歳という節目に「お菓子作りに専念する」という大胆な決断を下すに至りました。

経営理念を支える情熱と「ワーキッシュアクト」への想い

永坂氏が掲げる経営理念は、「お菓子作りを通じて女性が活躍できる社会を作る」という思いに根ざしています。単なる製造販売にとどまらず、彼女が目指すのは「女性が自分のペースで働ける環境」を提供すること。これを具現化する形として彼女が提唱するのが「ワーキッシュアクト」という働き方です。正社員としての労働と趣味の延長ではなく、人生を豊かにするために働くという新しいコンセプトがここに込められています。

「自分自身がそうした働き方を体現し、他の女性たちにもその価値を伝えたい」と語る永坂氏。その言葉には、女性が持つ潜在的な力を最大限に引き出すための情熱が感じられます。

新しい組織形態「ティール組織」と柔軟な働き方

永坂氏が率いる株式会社オートクチュールは、従来の企業構造とは一線を画しています。彼女が導入したのは「ティール組織」と呼ばれる新しい働き方。全国に散らばる約60人の「スイーツヒーロー」と呼ばれる仲間たちと、必要な時に集まりプロジェクトを進める柔軟なスタイルです。永坂氏は「社員を抱えるプレッシャーから解放されたことで、働くことがより楽しくなった」と語り、自由度の高い働き方が、彼女の目指す「働きがいのある環境」を象徴しています。

組織のメンバーは、必要に応じて集まり、仕事が終わればそれぞれの日常へと戻ります。この柔軟な働き方は、従来の「固定された雇用」に縛られず、個々のライフスタイルに合わせて仕事を楽しむことを可能にしています。

女性の自立を支援する「トライする場所」

永坂氏の取り組みはお菓子作りにとどまらず、女性が自立し、挑戦できる場を提供することにも力を注いでいます。「多くの女性が最初の一歩を踏み出すことに躊躇している」と語る彼女は、カフェを開く資金がない主婦たちや自分の作ったお菓子を販売したいと考える女性たちのために、製造許可を持つキッチンを提供。これにより、彼女たちは実際に自分の商品を販売するチャンスを得ることができます。

この「トライする場所」は、彼女が掲げる女性支援の具体的な実践例であり、多くの女性たちに自信と希望を与えています。

働く幸せを追求する信念

「働くことで得られる幸せは、人生において非常に大きなものです」と永坂氏は語ります。彼女は、働くことが人生を豊かにし、その結果として家族やコミュニティにも良い影響を与えるという信念を持っています。楽しく働いている女性は家族にも優しく接することができ、結果として家族全体のパフォーマンスが向上する。そして、その循環が社会全体に波及し、自然と経済が回り始めるのだと彼女は確信しています。

次なる挑戦:女性リーダーの育成と経営者体験の場作り

永坂氏の次なる目標は、女性がより自由に働ける環境をさらに広げ、経営者体験ができる場を全国に展開することです。「一人でやるには限界がある」と彼女は言い、多くの女性が経営を経験し、仲間と共にプロジェクトに挑戦できる場を増やしていきたいと考えています。経営の楽しさと難しさを体験することで、次世代の女性リーダーを育てることを目指しています。

「女性が楽しく働くことこそが、最大の社会貢献」

インタビューの最後、永坂氏は力強くこう締めくくりました。「女性が楽しく働くことこそが、最大の社会貢献だと思います」。彼女の言葉には、確固たる信念と、これからも多くの女性たちに勇気を与え続けるという強い決意が込められています。

会社概要

社名:株式会社オートクチュール

〒458-0015
名古屋市緑区篠ノ風2-284-3

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